「AIを使うようになって、書く時間は短くなった。でも、公開までの時間は全然変わらない」。
これ、僕が去年の秋に抱えていた本音です。
ChatGPTで下書きを5分で作れるようになっても、画像のリサイズ、文字数チェック、WordPressへの貼り付け、リンク挿入で、結局1記事に3時間かかっていました。
どこに時間が吸われているのか、ある日タイマーで測ってみましたw
結果は衝撃でした。執筆そのものは30分。残りの2時間30分は、全部「書く前後の雑務」だったんです。
この記事では、僕がClaude Codeで自動化した「めんどくさい作業」を7つ、実例と一緒に紹介します。
全部、非エンジニアの僕が自分で作ったものです。プログラミング知識は不要です。

この記事で出てくる用語
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- Claude Code: Anthropic社が出している、ターミナル上で動くAIアシスタント。ブラウザ版のClaudeと違って、あなたのPCのファイルを直接操作できます
- スキル(Skill): Claude Codeに「作業のやり方」を覚えさせる仕組み。Markdownファイルに手順を書くだけで発動します
- MCP(Model Context Protocol): AIと外部サービスをつなぐ共通規格。Notion・YouTube・画像生成AIなどとClaudeをつなげます。2024年11月にAnthropicが公開しました
- カスタムスクリプト: ちょっとした作業を自動化する小さなプログラム。非エンジニアでも「こういう処理を作って」と頼めばClaudeが書いてくれます
- エージェント: 特定の役割を持った小さなClaude。「ファクトチェック担当」「校正担当」のように使い分けできます
- Gutenbergブロック: WordPressのブロックエディタが使う内部形式。コピペで貼ると崩れる原因がこれです
- WebP: Googleが作った画像形式。JPGより軽くて画質も変わらない、ブログ高速化の必須フォーマット
- REST API: サービスを外から操作するための窓口。WordPressにもあり、これを使うと管理画面を開かずに記事が投稿できます
ブログの時間を奪うのは「書く作業」じゃなかった
記事を書き終えてから公開までの時間、測ったことがありますか。
このセクションでは、ブロガーの時間がどこに消えているのか、そしてClaude Codeがなぜその解決に向いているのかを整理します。
結論を先に言うと、消えている時間の正体は「書く作業」ではなく「書く前後の雑務」でした。
記事を書き終えてからが本番だった僕の失敗
ブログを始めた頃、僕は「AIで書ければ副業は成立する」と信じていました。
実際、ChatGPTに構成を投げれば下書きが出てきます。
5,000字の記事の骨格なら3分、下書き本文でも5分あれば画面に並ぶ、そんな成功体験は何度もありました。
でも、公開まで持っていくとなると話が別でした。
「画像をWebPに変換」
「タイトル案を考える」
「競合記事を10本読む」
「文字数を管理画面で確認」
「MarkdownをGutenbergブロックに変換」
「SNSに告知する」
この雑務の山で、週末が毎回吹き飛びました。
消えている時間の正体は「7つの雑務」

タイマーで1ヶ月計測して分かったことがあります。
1記事あたり平均3時間のうち、「書く作業」の総時間は30分(AI下書き数分+手直し・推敲20数分)。
残り2時間30分は、次の7つの雑務で消えていました。
- 画像のWebP変換
- 記事の文字数チェック
- WordPressへの貼り付け
- タイトル案の検討
- 競合記事のリサーチ
- ファクトチェック
- 記事内画像の生成
「これ、全部やらないとダメなの?」と聞かれたら、答えはYESです。
どれか1つでも抜くと、記事の質か収益性が下がります。
でも、全部を自分の手でやる必要はありません。
Claude Codeが解決するのは「繰り返し」である
Claude Codeが得意なのは、同じ手順を繰り返す作業です。
画像を1200×630のWebPにする手順は、1枚目も100枚目も同じです。タイトル案を15パターンから選ぶ手順も、記事が変わっても枠組みは変わりません。
この「同じ手順」を一度だけClaudeに教えれば、次からは「画像変換して」の一言で動いてくれます。
これがスキル・スクリプト・エージェントという3つの仕組みです。
以下で、僕が作って使っている7つの自動化を順番に紹介します。


仕組み1〜3|ブログ公開の直前を消す
まずは記事が書き上がってから公開までの間に発生する、3つの雑務を消します。
このセクションで紹介する仕組みは、どれも30分以内で導入できます。効果は導入したその日から出ます。
仕組み1. 画像を1200×630のWebPに一括変換
ブログの画像は、JPGのまま貼ると重くなります。
SWELLというテーマを使っている場合、画像のおすすめサイズは1200×630ピクセル、フォーマットはWebPです。この形式に揃えると、表示速度が明らかに変わります。
でも、10枚の画像を1枚ずつ「リサイズツールで縮小→WebP変換ツールで変換→保存」とやっていくと、15分はかかります。
僕はこの作業を、convert-webp.py という1つのスクリプトに任せています。
フォルダを指定して1行打つだけで、中にあるJPGとPNGを全部1200×630のWebPに変換してくれます。10枚なら10秒で終わります。
AIに頼む場合のプロンプト例
スクリプト自体も、Claudeに「こういう処理を作って」と頼めば書いてくれます。以下は僕が使ったプロンプトです。
Pythonで画像を一括WebP変換するスクリプトを書いてください。
条件:
- フォルダを指定すると中のJPG/PNGを全部変換
- 出力は1200×630ピクセル(アスペクト比保持しつつリサイズ+センタークロップ)
- quality 80のWebP
- --delete-original フラグで元ファイルを削除できる
- SWELLのアイキャッチ・記事内画像に使える品質Claudeは5分でスクリプトを書いてくれます。あとはそれを保存して、python scripts/convert-webp.py フォルダ名 と打つだけです。
仕組み2. 記事の文字数をターミナルから即確認
WordPressの管理画面には文字数が表示されます。でも「今の下書きで何字か」を知るために、毎回コピペしてWordPressを開くのは面倒です。
僕は count-chars.py というスクリプトで、Markdownファイルから「WordPress管理画面に表示される文字数」を一発で出せるようにしています。
やっていることは単純で、Markdown記法(#、**、`、—)を全部取り除いて本文だけ数えています。WordPressは本文しかカウントしないので、これで管理画面とほぼ同じ数字が出ます。
ターミナルで python scripts/count-chars.py 記事.md と打つと、数秒で「7,024字」のように表示されます。
この仕組みを入れてから、推敲のたびに「WordPressに貼り直して確認」というループがなくなりました。
仕組み3. MarkdownからWordPress下書きに一発投稿
ここが一番大きな時短でした。
Markdownで7,000字の記事を書いたあと、WordPressのブロックエディタに貼り付けると、普通は崩れます。見出しはブロック化されず、リストも表の罫線もバラバラになります。
これを1ブロックずつ手作業で直すと、30分は溶けます。
僕は wp-draft.py というスクリプトで、この工程を丸ごと消しました。
python scripts/wp-draft.py 記事.md --category "AI副業" --tag "Claude Code" と打つだけで、MarkdownがGutenbergブロック形式のHTMLに変換され、WordPressのREST APIに直接送られて下書き保存されます。
投稿IDとURL付きで結果が返ってきます。
スクリプトの中身は、AIに頼んで作ってもらいました。以下が実際のプロンプトの骨格です。
PythonでWordPressに下書き保存するスクリプトを書いてください。
条件:
- Markdownファイルを読む
- 見出し・段落・リスト・コードブロック・テーブルを
Gutenbergブロック形式に変換する
- WordPress REST APIにPOSTして下書き保存
- 認証はBasic認証(アプリケーションパスワード)
- カテゴリ・タグをコマンドライン引数で指定できる
- SWELLテーマで崩れない形式にする1発で動くものは出てこないので、エラーが出たらそのままClaudeに投げます。「このエラーが出た」と言うと、3〜4往復で完成します。
公開までの直前3工程は、これで体感15〜30倍速くなりました。
仕組み4〜5|書く前の「迷い時間」を消す
記事を書く前に発生する「どんなタイトルにしよう」「競合はどう書いてる」という迷いの時間も、実はかなり大きな負担です。
このセクションでは、書く前の迷いを消す2つの仕組みを紹介します。
仕組み4. タイトル15パターンから5案を自動生成
タイトルは、クリック率を決める最大の要素です。
でも、いいタイトルを考えるのに30分悩んで、結局「○○の方法」みたいな当たり障りのないものに落ち着く、という経験はありませんか。
僕は catchcopy というスキルを作って、この悩みを2分に短縮しました。
スキルの中身は、感情を刺激する心理15パターン(禁止型・数字型・質問型・意外性型・感情型など)を全部Markdownで書いてあるだけです。
記事の内容を渡すと、Claudeが「この記事にはパターン2(数字型)、パターン4(意外性型)、パターン8(失敗談型)が合う」と判断して、5つのタイトル案を出してくれます。
スキルの呼び出し方
Claude Codeでは、スキルは「ファイル名」を一言添えるだけで発動します。
記事の内容を貼って
「catchcopyスキルでタイトルを5案出してください」と指示するだけこの一言で、30分悩んでいた作業が2分で終わります。
仕組み5. 競合上位10記事を13項目で自動分析
記事を書く前に、上位表示されている記事を10本読んで差別化ポイントを見つける作業は、普通にやると1時間コースです。
僕は competitive-research というスキルで、この工程を10分に縮めました。
スキルに「狙うキーワード」と「競合URL」を渡すと、以下の項目を自動で抽出してくれます。
- 見出し構成(H2・H3の数と内容)
- メインキーワードの出現回数
- 文字数・段落の平均長
- 使われている図解の種類
- CTAの配置パターン
- 記事の主訴求
- 扱っていないトピック(差別化チャンス)
「扱っていないトピック」が一番大事で、ここを自分の記事の売りにすれば、他の10記事と差別化できます。
非エンジニアでもできる競合リサーチのプロンプト例
スキルを作らなくても、以下のプロンプトをClaudeに貼るだけで同じことができます。
以下の競合記事10本を比較分析してください。
URL:
(ここに競合URLを10本貼る)
分析項目:
1. 見出し構成
2. メインキーワード「Claude Code 自動化」の出現回数
3. 文字数と段落密度
4. 使われている図解
5. CTAの配置
6. 主訴求
7. 扱っていないトピック(差別化のチャンス)
出力: 表形式で比較、最後に差別化案を3つこれをClaude Codeで実行すると、10分後にはレポートが揃っています。

仕組み6〜7|記事の品質を守る自動化
ここからは記事の品質を担保する2つの仕組みです。
時短効果はもちろん、人間がやるより精度が安定するのが大きな特徴です。
仕組み6. ファクトチェックをエージェントに任せる
「この数字、合ってる?」「この出典、本当にある?」の確認は、地味に時間を食います。
また、AIは平気でうそをつきます。そういった意味でもファクトチェックは必須です。
僕はこの作業を fact-checker というエージェントに任せています。
エージェントは、スキルと違って「専門の役割を持った小さなClaude」です。
ファクトチェック専門のエージェントには、以下のルールを覚えさせてあります。
- 記事内の事実主張を全部リストアップ
- Tier 1(公式・論文)→ Tier 4(個人ブログ)の4段階で情報源を階層化
- 確度A(裏取り済み)〜D(要修正)で各主張を評価
- バイアス分析(確証バイアス・生存者バイアス)も実施
記事を渡すだけで、10〜15分でレポートが返ってきます。手でやると1時間コースの作業です。
この記事を書くときも、「Claude Pro月額$20」「WebPは画像サイズ98%削減」のような数字を、エージェントに通してから載せています。
「フォレスト出版」と書いて「かんき出版です」と訂正されたこともあります。
仕組み7. AI画像生成とWebP変換をワンセットで
記事内の図解画像を作るとき、普通はこんな工程になります。
AI画像生成ツールで画像を作る → ダウンロード → 画像編集ソフトでリサイズ → WebP変換ツールで変換 → ブログにアップロード。
この4工程で20分は溶けます。
僕はこれを、Claude Codeの中で1工程に圧縮しました。
使っているのは generate-images-v3 というスキルと、Nano Banana 2というAI画像生成のMCPの組み合わせです。
Claudeに「この記事用の図解を作って」と言うと、Nano Banana 2で画像を生成し、convert-webp.py を自動で呼び出して1200×630のWebPに変換し、指定フォルダに保存します。
僕はブラウザを開きません。
MCPの詳細は別記事で解説しています。MCPを使うと、NotionやYouTubeやブラウザ操作もClaude Codeから直接できるようになります。詳しくはClaude Code × MCP活用ガイドの記事を参照してください。

ここまでの7つを、全部手動でやるとどうなるか想像してみてください。
画像変換で15分、文字数確認で5分、WordPress貼り付けで30分、タイトル検討で30分、競合分析で60分、ファクトチェックで60分、画像生成と変換で20分。合計で3時間40分です。
週に2本書けば、土曜日が消えます。月に8本書けば、丸2日が消えます。
このまま手作業を続けるか、Claude Proで自動化の仕組みを作るか。
Claude Proは月$20です。
画像生成ツール1本、文字起こしツール1本、タイトル生成ツール1本を個別に契約すると、これだけで月$60を超えます。1つにまとめて月$20で、しかも自分専用にカスタマイズできるのが、Claude Proの強みです。
僕はこの選択を、ブログを始めて3ヶ月目にしました。半年後に月5万円の収益化ができたのは、間違いなくこの選択のおかげです。


非エンジニアでも作れる理由|スキルとスクリプトの正体
「でも、自分にはプログラミング知識がないから無理では?」と思った方のために、ここで一番大事な話をします。
このセクションでは、スキルとスクリプトの「正体」を見せて、非エンジニアでも作れる理由を説明します。
スキルはMarkdownで書くただのファイル
まず、スキルの正体です。
スキルはプログラムではありません。ただのMarkdownファイルです。
置き場所は .claude/skills/スキル名/SKILL.md。
この場所にファイルを置くだけで、Claude Codeが自動的に認識します。
中身は、こんな感じです。
---
name: my-skill
description: 記事のタイトルを15パターンから5案生成する
---
# タイトル生成スキル
## ルール
- 文字数は28〜40字
- ダッシュ記号は使わない
- メインキーワードを必ず含める
## 手順
1. 記事本文を読み、主訴求を1文で要約する
2. 15パターンから記事に合う5つを選ぶ
3. 各パターンで1案ずつ、計5案を出すこれで「/my-skill」と打てば、Claudeがルール通りにタイトル案を出します。日本語で書くだけです。
スクリプトは「AIに書いてもらえばいい」
次にスクリプト。Pythonという言語で書く小さなプログラムです。
「プログラミング無理」と思うかもしれませんが、書くのはClaudeです。あなたは「こういうことをやりたい」と日本語で伝えるだけです。
僕が wp-draft.py を作ったときも、最初のプロンプトは次の1行でした。
「MarkdownをWordPressに下書き投稿するスクリプトを作って」。
Claudeが動くコードを出してくれます。エラーが出たら、そのエラーメッセージをそのまま貼り付けて
「これが出た」
と返すと、Claudeが直します。3〜4往復で完成します。
プログラミングの「書き方」を覚える必要はありません。
「やりたいこと」を日本語で伝えて、出てきた結果を動かしてみる。それだけです。
30分で作って、一生使える資産になる
この7つのどれも、作るのは30分〜1時間程度です。
でも、一度作ってしまえば、次からは「コマンド1行」や「スキル名1つ」で発動します。ブログを続ける限り、何百回、何千回と使える資産になります。
ブログを3年続ける前提なら、作った時間の100倍は返ってきます。

まとめ|週末を取り戻す最初の1歩
ブログの時間を奪うのは「書く作業」ではありません。書く前後の7つの雑務です。
この記事で紹介した自動化の仕組みを、最後にもう一度並べます。
- 画像の一括WebP変換(scripts/convert-webp.py)
- 記事の文字数チェック(scripts/count-chars.py)
- WordPress下書きへの一発投稿(scripts/wp-draft.py)
- タイトル15パターンから5案生成(catchcopyスキル)
- 競合上位10記事の自動分析(competitive-researchスキル)
- ファクトチェックの自動化(fact-checkerエージェント)
- AI画像生成とWebP変換の連結(generate-images-v3スキル + MCP)
7つ全部を今日作る必要はありません。
まずは一番痛いと感じた1つから始めてみてください。
おすすめは仕組み1(画像変換)か、仕組み3(WordPress投稿)です。どちらも1時間以内で作れて、効果を即日実感できます。
Claude Codeは、ブラウザ版Claudeとは別の環境です。
スキルもスクリプトもエージェントも、Claude Codeに対応したプランが必要になります。
月$20のClaude Proに入れば、今日紹介した7つ全部が使えます。
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